ハーブ魔女にお気に入りの場所がまたひとつ増えました
その名も「くすり博物館」。
場所は岐阜県各務ヶ原市のエーザイ川島工場そば。
製薬会社のエーザイさんが運営している博物館です。
コーディネーターやハーバルセラピストで学ぶハーブの歴史や、
くすり開発の軌跡などがわかりやすく展示されています。
その展示品の数、なんと65,000点!
年代物のエーザイさんの薬看板や、調剤道具、薬棚、富山の薬売りの歴史などなど、
展示品を眺めていると、
「これ見たことある」と思えるものがちらほら。懐かしー。
昔のくすり瓶、くすり袋、生薬の標本などなど・・・
言葉で語りつくせないほど・・・
ハーブ魔女人生で、こんなにワクワクしながら博物館を回ったのは、
エジプト展以来。
中国医学の展示もあり、神農さんの像が何体も!
神農さんといえば、頭には二本の角を持ち、
体には草の葉衣を纏い、口元は草を噛締めているのが特徴。
まさしく薬の神様。
そうそう、神農本草経の復元本も展示されていましたよ。
原本は残念ながら散逸してしまったそう。
MHの講座で学ぶ神農本草経・・・
今回この「くすり博物館」を訪ねて初めて知ったのですが、
あの神農本草経は、神農さんが書いたわけではないんですね~。
薬の神様にあやかって、名前を書名につけたらしいのです。
そんな神農さんについて詳しく書かれた
「薬の神様 神農さんの贈り物」という本が販売されていたので、
購入しました。
神農さんにまつわる展示品や神農さんや神農本草経についての解説も載っていて、
とても興味深い本です。
ネットでも購入できますので、興味のある方は・・・
http:www.eisai.co.jp/museumをのぞいてみてください。
もう1冊オススメなのが、
「くすりの夜明け ~近代の薬品と看護~」。
図録になっていて、こちらもとっても興味深い本です。
エーザイさんの凄さはそれだけではありません。
約600種類の薬草、薬木を栽培していて、
メディカルハーブで学ぶものも見ることができます。
エルダーフラワーのかわいいこと!
また、ハーバルプラクティショナーの植物化学科テキストに出てくる
生薬や、毒のある植物も見ることができます。
これだけの展示物を収蔵した博物館、薬草園・・・
なのに見学料は無料!!!
エーザイさんに脱帽です。
図書館も素晴らしいらしいのですが、今回は時間の関係で行くことができませんでした。
近いうちにまた行きたい・・・
開館時間の9時に到着、1日使って思う存分見学しよう・・・
予約をすればエーザイさんの工場近くの食堂で食事もできます。


¥1,575の薬膳弁当です。ご飯は赤米、お味噌汁もとってもおいしかった~。おかわりもできます。
ウコン茶も飲み放題。
デジカメの画像の一部ですが、しばしお楽しみください。

イランイラン


カユプテです。ティートリーと同じフトモモ科。

セイヨウニンジンボクです。

ビロードモウズイカ。





エルダーフラワー。かわいいでしょ。

少しピンボケしてますが・・・ウスベニタチアオイです。







神農本草経の復元本です。印刷ですね~。
一部しか紹介できなくてスミマセン。
でもこの画像で満足されるのではなく、
是非一度実際に足を運んでみてください。
薬草や植物に興味のある方にはご満足いただける場所と確信しています。
ぜひぜひ