こんにちは。
先週の金曜日から昨日まで東京へ行っていたハーブ魔女。
バッチ国際教育プログラムのレベル3に参加するためです。
「バッチ」とはイギリスで医師・細菌学者・ホメオパシー医師として貢献された
エドワード・バッチ博士が完成させた自然療法で、
野生の花、38種類の癒しの力を活用したものです。
・・・と、ハーバルセラピストのテキストに紹介されている言葉のまま紹介してみましたが・・・
「???」
具体的にどういうこと?って感想をお持ちの方も多いのでは?
人は誰でもふとしたことがきっかけで、負の感情にとらわれやすくなるものです。
例えば、都心で働く入社5年目のOLさんがいたとします。
仕事が納期に間に合わなかったことがきっかけで、
その人はひどく落ち込んでしまい、食事も喉を通らず寝込んでいます。
そんなことくらいで・・・と思われた方もいらっしゃるかも知れません。
でも、その人にとってはとても大きな問題なのです。
もしこの人があなたの親友だったとしたら、
あなたは彼女を助けるためにどうしてあげますか?
何か彼女の好きなものを買って彼女に会いに行きますか?
「そんなこと何でもないって。私なんかさぁ・・・」と励ましますか?
病院に連れて行きますか?

残念ながらこの質問に「正解」はありません。
どの行為も友人を思ってのことですよね。
友人によくなって欲しい・・・そのためにはどうしたらいいか?
その後の行動はひとによってまちまちだと思います。
たとえ好物のものを持っていってあげても、
あまりの食欲のなさに食べることができないかもしれません。
いくら励ましても、その言葉が耳に入らないかもしれません。
医者に行ったとしても彼女の「問題」は解決できないかもしれません。
この彼女の場合、食欲がなくなったのも、寝込んだのも、
仕事で挫折してしまったことによるものなのではないでしょうか?
その気落ちした心を助けてあげられることができたなら・・・
そんな時に助けになるのが「バッチ」なのです。
彼女を元のバランスのとれた状態に戻してくれる手助けをしてくれます。

もちろん、友人からの励ましや差し入れ、専門医への受診で回復する場合もあります。
また、日ごろからストレス緩和にハーブやアロマの力を借りて、
ストレスを次の日まで持ち越さないという予防法もあります。
バッチはそれら選択肢の一つだと思っていただければいいと思います。

バッチのレベル3の研修会は、
私にとって、とても有意義なものになりました。
参加目的は当然のことながら「レメディの知識を深めること」だったのですが、
4日間のカリキュラムを終えた今、
レメディ以外のことでも発見や驚きがありました。
東京での4日間講座のため、自宅を離れ一人寂しくホテルに滞在。
今までの人生の中でこんなこと初めて。
4日も家を空けるとなると、洗濯、お風呂、掃除その他もろもろ、
ダンナや子どもたちにお願いしなければならないことが山のよう。
「ちゃんとやれるかしら?私が居なくて大丈夫かしら?ご飯ちゃんと食べに行ったかしら?」
次から次へと心配性な私が出てくるんです。
始めは外泊したことが原因で一時的に心配性になっているだけだと思ったんです。
でも・・・
研修3日目に気づいたんです。
子どもが生まれてからずっと
そのつど「心配の種」が変わるだけで
常に心配性だったってことに。
私は「母親なのだから心配するのは当たり前」だと思っていました。
でも息子たちはもう立派に自立できる年齢。末子は3月で18歳。
「いい加減親離れしてくれないかなぁ」・・・これは実は間違いで、
私が子離れしてなかったんです。
も~笑っちゃう!
バッチの研修はそんな「自分自身を見つめる」プログラムも含まれている、
奥の深~いものでした。
最終日、昼食に連れて行ってくださった所がとてもステキでした。
「古無門」という鉄板焼きのお店。

昨日はあいにくの雨。
デジカメのファインダーが雨で濡れて、店の入り口がうまく写せませんでした。

建物全体がログハウス風のおしゃれな雰囲気。
鉄板焼きとこなもんの店なんです。
鉄板焼きは肉と海鮮のどちらか、
こなもんは焼きそば、もんじゃ、お好みの3つから1つを選ぶシステム。
自分で焼き焼きするんです。
皆で鉄板を囲んでの楽しいおしゃべり。
女の人は器用ですね~。食べながらしゃべるのがとても上手。
あっという間の4日間でした。


東急田園都市線沿線のこの街は、長谷川町子美術館で有名なところ。

商店街の店頭にはいたるところにサザエさんが。
あいにく長谷川町子美術館に行く余裕はありませんでしたが、
サザエさんには毎日会うことができました。
さて、一旦バッチは脇へ置いておいて・・・
そろそろメディカルハーブの講師に戻ります。
先週木曜日のメディカルハーブレッスンでは、
生徒さんたちとチンキを作りました。

生徒さんの了承を得て画像を掲載。
ハーブクラフトの中でも、このチンキは利用頻度がとても高いんです。
宣伝のようで誠に恐縮ですが・・・
5月13日(木)10:30より、
「ハーブ魔女のチンキ講座」を生活の木さんで行います。
ウオッカで作るチンキは、小さいお子さんやアルコールアレルギーのある方には使いにくいですよね。
アルコールが苦手な方でも大丈夫なチンキを作るクラフトレッスンと、
チンキ作りに必要なハーブの選び方など、講習の内容も盛りだくさんです。
興味のある方はぜひご参加くださいませ。
今月発行予定の講座案内にも掲載されますので、要チェックですよ。
さて、今日のブログのタイトルでもある、私のタイプレメディは、
「レッドチェストナット」です。
タイプレメディというのは、自分の器質や性格などから選ぶレメディのことです。
ちなみにレッドチェストナットはこんな花。

ではまた。