とうとう東海地方も梅雨入りです。
以前は沖縄に始まり、
「九州地方梅雨入りです」とか
「中国・四国地方は今日梅雨に入りました」とか、
地方ごとに梅雨入りの日が少しずつずれていませんでしたっけ?
今年は日本列島が3分割して梅雨入りでしたね。
これも地球温暖化のせい?
それとも・・・
毎年のことで、気象庁が面倒くさくなったのかしら?
ところで、庭のメリッサ(レモンバーム)が生い茂ってきて
ハーブティーだけでは消化しきれないと思い、
以前から夢だった
「生のハーブでつくるチンキ」に挑戦してみました。

これがハーブ魔女のメリッサです
米国ハーブ界 第一人者のローズマリー・グラッドスター女史によると、
「チンキ剤の長所の一つは、植物の新鮮な特質を逃さない」ことだとか。
それに、生のハーブで作るチンキって、贅沢な気がしませんか?
これは私の意見ですが、
「生」を使うことで、生きた植物エネルギーもチンキに閉じ込めることができると思うんです。
フラワーレメディーに似た作用と、
ハーブの成分の相乗効果で、
私たちの体調をより健やかに導いてくれると思うんですよね。
 レシピ
① 庭のメリッサを摘み、軽く水洗いします。

ちょっと多いかなぁと思うくらいの量がおすすめ。
② ざるに並べて日陰の風通しの良いところで1時間ほど乾燥させます。

③ できるだけ細かくちぎります。
  
包丁で切るのもいいとは思うんですが・・・金属を接触させたくなくて
あえて手でちぎりました。私のパワー入り!
④ 瓶に入れ、ウォッカを注ぎます。
  
⑤ 日当りのいい温かい窓辺で2~3日待てば出来上がり。
フレッシュハーブでチンキを作る場合は、
ドライよりも抽出期間を短くしてみましょう。

ローズマリー女史によれば、
「長く浸せば浸すほどよいチンキ剤に仕上がります。
また、毎日瓶をよく振ることをお薦めします。
そのとき、できれば、お祈りしたり、歌を歌いながら振るといいでしょう。」

どうやら、昔の魔女たちはそうやってハーブ薬に力を注いでいたようです。

アロマやハーブに精通している方ならご存知だと思いますが、
メリッサの精油はバラに匹敵するくらい高価。
フレッシュハーブでチンキをつくることで、
精油成分もチンキ剤に入りやすいのでは?と期待満々!!!
ヨーロッパでは、メリッサの精油でヘルペスの治療をしているそうです。
生のメリッサをちぎり、手の平でくちゃくちゃにもみほぐしたものを
患部に当てても効果があるそうですよ。
またメリッサは神経系の強壮と鎮静にいいハーブなので、
心が疲れているときや、眠れない時にいいんです。
リラックス効果のあるハーブティーにチンキを一滴たらして
飲んでみるのもいいですよ。
アルコールは体を温める作用があるので、
ハーブティーだけより眠れるかもしれません。
お酒として飲むのではなく、
くれぐれも「緑の薬箱」としての利用を心がけてくださいね。