今日は久々の書き込み・・・
以前告知していましたアレルギーと腸内環境について長々とつぶやいてみたいと思います。
ここ数年、腸内環境の改善を狙ったトクホ商品がぞくぞくとお目見え。
腸内環境を整える上でなくてはならないのが善玉菌の存在。
腸内細菌には、私たちの体によい働きを示す「善玉菌」と
大腸がんをはじめとするさまざまな病気を引き起こす原因といわれる「悪玉菌」がある。
そして善玉菌の働きを活発にする商品として
「トクホ(特定保健用食品)」の認可を受けたヨーグルトやオリゴ糖なのどの売り上げが急伸。
そもそも腸内細菌の研究の歴史はそう長くはないようだ。
腸、特に小腸のメカニズムについての研究は、
他の臓器に比べ、随分と遅れが見える。
胃と大腸に挟まれた小腸へは、内視鏡が届かなかったため・・・というのが遅れの理由といわれているが・・・
見るからにくねくねして気持ちの悪い腸の研究者へのなり手が無かったからなのでは?
重要だと気づいていたら、是が非でも小腸まで届く内視鏡を開発したハズでしょ?
まぁ、そんなことはさて置き、
内視鏡の技術が進歩したことで、
アレルギーと腸内細菌、そして腸管免疫の関係が明らかにされつつある。
そもそもアレルギー反応は、
免疫機能の亢進により起こる症状。
(免疫異常と書かれている本もあるが・・・?)
1965年の調査では児童の約1%に存在していたアレルギーっ子が、
1992年には40%と増加。
都市部では50%と驚異的な数字が報告されている。
同調査によると成人でもなんと30%!
アレルギー疾患は、本来遺伝的な影響を受ける疾患のひとつ。
両親がアレルギー体質の場合、その子は約80%の確率で発症するのだとか。
アトピーや食物アレルギーなら、この説明でなんとなく納得できるが、
では花粉症の場合は?
自分が花粉症だからといって親も花粉症とは限らない。
子どもの頃はそうじゃなかったのに、
ある日突然花粉症になるのはなぜなのだろう?
最近研究者の間で言われ始めていることがある。
花粉症の真の原因は花粉そのものではなく、 
大気汚染や生活スタイル、食生活の変化による「体質の変化」にある・・・と。
戦後の植林政策によって花粉の量が増えたのは確か。
 
しかし花粉自体には変化はなく、変わったのはむしろ人間の方なのだ。
では私たちのどこが変わってしまったのか・・・?
特に変わってしまったところが
「腸管免疫のバランスを崩しやすくなった」ところなのだとか。
腸、特に小腸は体全体の約60%の免疫細胞や抗体を持っている。
そのため、小腸の免疫細胞の数や質のバランスが崩れると、
花粉やその他のアレルギー物質に対して過剰に反応してしまう。
植物の花粉が体内に侵入する経路は主に口や鼻。
その先は食道、胃、そして腸・・・
つまり腸は口腔とつながっているのである。
ではバランスを崩してしまった腸管免疫を正常な状態に戻すにはどうしたら・・・?
①善玉菌を増やす
②ビタミンACEと亜鉛セレンなどの微量栄養素を摂る
③抗酸化物質や低分子の含硫化合物を摂る
④質の高い睡眠をとり、ストレスと上手に付き合う
などなど・・・
食の欧米化が腸内環境を変化させ、
ストレスや有害物質が元で増える活性酸素がさらに腸内環境を悪化させる。
花粉症・・・それはまさに現代病に他ならない・・・