とっても壮大なタイトルを掲げてしまったものだ。
でも
人生長く走っていると、
「私をお休みしたいなぁ」
「立ち止まって考え直したいなぁ」
と思うことが1度や2度はないだろうか?

50うん年選手の私の場合、
最初にその機会が訪れたのは20代半ば。
仕事にも慣れ、まあまあ収入も増えた頃。
仕事を邁進する人生なのか?
それとも結婚もありなのか?
いったい私は本当のところ、どうしたいと思っているのだろう?
と、自問自答したくなったことがあった。
仕事は楽しいし、スキルアップもハンパなかったので、
結婚して子どもができて仕事を辞めなければならない・・・
なーんて考えると、男性に対する理想は相当高かった。
仕事と結婚、いや待て、
それ以外にも私って何かの可能性があるかもしれない。
もっと専門的なことを学んで独立・起業するとか?
20代だから、悩むことはとてもシンプルだったなぁ。

その後、
勤めていた会社がアメリカの大手企業に買収され、
それを機に離職することを決意。
今思うと、とても良い機会に恵まれたと思う。
少なくとも「仕事か結婚か」という問題は
悩まなくて良くなったのだから。

次に勤めた会社で今のダンナと出会い、
悩むことなく結婚した。
その後の数十年は3人の子育てで忙しく、
悩むことといったら日々の献立のことくらい。
まぁ、幸せといえばそうだったのかも。
自分の時間はほぼゼロだったけど。

次にそれを考えたのは
末の子たち(双子なので)が中学に上がったとき。
子どもたちから少しずつ手が離れて
自分の時間が増え始めたころだった。

「何かを始めよう」
「好きなことを学びたい」
ん?でも
私の好きなことって?
まるで思いつかない。。。。

そういえば、
朝起きられなくて、体調が思わしくないことがあったっけ?
あのとき、自分で何かできないのかなと思った記憶が!
それよりもずっと前に、
義父がガンで亡くなったとき、
「どうしてお義父さんがガンにならなければならないの?」
と考えてこともあったっけ?

私はきっと、
少しでも長く健康でいられる方法を知りたいと思っているのでは?

アンテナを広げてネット検索したり、
新聞の広告に目を通したり、
大学の生涯学習のページを見たり。

「それ」は意外な方面からやってきた。
フラワーアレンジの先生から
「あなたは香りに興味がありそうだから
アロマセラピーを学んでみたら?」と、
生活の木というショップを教えてくださった。

検定→インストラクターと学ぶうちに
「楽しい!」と気づいた。
でも一つだけ気になることが。
アロマの教室内では
どこまでいっても「小瓶」の中身の学び。
ハーブの方が私には合っているかも?

意を決して東京へ。
そこからメディカルハーブの学びが始まった。
とても楽しくて、ワクワクが止まらなかった。

このワクワクはいったい何?
新幹線の中でじっくり考えて、
次のことに気づいた。

きっと、
自分で自分の体調をコントロールできる方法を見つけたから。
そして
家族や友人の将来の健康の不安が
ハーブを使うことで軽くなることが嬉しかった。

きっと私が生きる意味は
「ヒトの役に立つこと」
役に立つ方法は多数あるけど、
植物の力でヒトを癒すことで
ヒトのお役に立ちたいのだと実感した瞬間だった。

嬉しさのあまり、現実を忘れ、
うっかり名古屋で新幹線を降りそこなうところだったのを今でも覚えている。

そんな私は
今でも植物療法士として
自分の人生を歩み続けている。