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今月初旬からレジュメづくりに追われ、心に全く余裕がありませんでしたが、
ようやくメドがつきました。
さて今日は一冊の本を皆さんにご紹介したいと思います。
「木の癒し」 ギーゼラ・プロイショフ著
この本の表紙にはこう書かれています。
"人間が、これまでいかに、
いろいろな方面で木とつきあってきたか、
病を治され、癒されてきたかを知れば、
みなさんもびっくりなさるに違いありません。
それを知れば、いやでも木に対する尊敬と畏敬の念を、
抱かずにはいられなくなるはずです。〝
私がこの本に出会ったのは2週間ほど前のこと。
私のハーバルプラクティショナーコース最終日の卒論発表の日でした。
ある生徒さんが、卒論の題材にこの本を選んでくださっていたのです。
・・・生徒さんの卒論発表で涙したのは初めてでした・・・
気づかれないようにずっと下を向いて生徒さんの発表を聞いていました。
とっても心温まる内容につい、うるうる。。。
そしてこの本のことを知ったのです。
すでに絶版らしく、本屋さんにはないとのこと。
アマゾンっ子の私は自宅へ戻るとすぐにパソコンの前へ。
ありました。
ユーズド扱いではありましたが、数冊見つけました。
その中でも新しそうなものを注文。
運よく新品同様でした。
日本は世界有数の森林国だということをご存知でしたか?
なんと国土の67%が森林なんだそうです。
しかし、そんなイメージは高校受験以降すっかり忘れ去られています。
島国である日本は、人が居住する場所を確保するべく、
平地は殆ど森林を伐採して開発してしまったため、
森=山でしかありません。
そのため、日本人にとって、森は特別な行楽地になってしまいました。
ドイツで30%、フランスで27%、イギリスはなんと7%しか森林がありません。
ハリーポッターのイメージが強いせいか、イギリスは森が多いと勘違いしていました。
日本の67%は世界に誇れる数字です。
この本は、
人と木の密接な関係や、昔からの関わり方、
そして32の木にまつわるエピソードとツリーカレンダーなるものが掲載されています。
ツリーカレンダーから、自分の守護樹を見つけるのも楽しいです。
人は昔から木に癒され、助けられ、慰められ、励まされてきました。
しかし私たち人間は木にどんな恩返しをしただろうか・・・
恩返しどころか、乱暴に扱い、時にはいたずらをし、
ムダに伐採して山をどんどん荒らしている。
そう思ったとき、とても胸が締めつけられました。
植物は他の生き物の命を脅かすことなく、
生涯必要なものを「光合成」によって自ら作り、
私たち人間に分け与えこそすれ、
決して見返りを求めることはない。
私たちはもっと植物に感謝するべきなのだろう。
少なくとも「過ち」に気づき、考えを改めるべきである。
この本を読むと、
森に、彼らに会いに行きたいと思うに違いありません。
あ~この森の中を歩いてみたい!!!
追記:
amazonの中古品の中からできるだけコンディションのよいものを購入する方法についてお問い合わせがありました。
が、私にもよくわかりません。amazonでは、ある程度の目安になるようにと、出品者の評価や本のコンディションが掲載されています。今回私が購入したものには、「アマゾンより発送」と書かれていて、850円でした。
この本はもともと(1,600円+税)で販売されていたようですが、何らかの事情(絶版など)で、入手困難な本には高値がつくようですね。私が購入したときは、1,000円以下のものがまだ数冊あったと思ったのですが、今はもう残り少なくなってしまっています。何れにせよ、中古は冊数が限られていますので、お早めの購入されることをオススメします。
ハーブ魔女より