12月に入る頃から
私は好んでベルガモットの香りを側に置く。
気分がヘコんでるわけでも、
食欲不振なわけでもない。
どういう訳か・・・
ベルガモットの香りが側にあると、
安心感が得られる。。。そんな気がする。
手作り香水、化粧水、美容クリーム・・・
もちろん化粧品にはベルガプテンフリーを使用。
直径約10cm前後の柑橘類で、
食用にされるのは稀。
なぜなら、
果肉は酸味と苦味が強いから。
果実の起源は未だ明らかではないが、
ビターオレンジとライムの交配種と考えられている。
花もいい香りがするそうだ。
しかし結実する確率が案外低い。
そのわりに精油のお値段がお手頃価格なのはありがたい。
ブラジル、コートジボワール、
モロッコ、ポルトガル、ギニアなど、
年間通して気温が10度以下にならない地域で栽培されている。
用途は精油以外にも
アールグレイのフレーバーなどに使用されている。
モロッコではタジン鍋にベルガモットを入れるそうだ。
日本でいう「柚」のような存在らしい。
この優しく包み込んでくれる香りが好きな方は多いのでは?
11月末に購入した精油が、
2月末ごろには底をつく。
5ml入りの精油がちょうどいい。
そして、
毎年3月になると
今度は手のひらを返したように
ベルガモットをいとも簡単に手放す私。
春になると今度は邪魔な香りとして私の脳が認知しているようだ。
今日と明日は今年一番の寒さなのだとか。
冬本番を迎えたばかりだというのに、
ベルガモットを手放す季節が待ち遠しい。
冬は心を閉ざす人が多くなる。
冬はやる気をなくす人が多くなる。
冬は・・・これくらいでやめておこう。
私には冬に良い印象がないのかもしれない。
どこか冬に不安を感じているのかも。
だからベルガモットが必要なのかも?
今はこの香りに甘えて生活してみよう。
ホーリーバジルのお茶を飲み、
ジャーマンカモミールのハーバルバスに入り、
ベッド脇にはベルガモット。
季節が変わるごとに
自分の心の声に耳を澄まし、
好む香り、味、色に囲まれて生活する。
こんな幸せを与えてくれるハーブたちに感謝したい。