<ニチニチソウ>
植物性抗がん薬として知られるニチニチソウ。
ビンクリスチンやビンブラスチンなどの
ビンカアルカロイドを含みます。
もともとヒトをはじめとする生物には
病気を自ら癒す力が備わっています。
自然治癒力でもどうしようもない時、
植物が作り出す物質の中を探すと、
治癒に導いてくれる成分が見つかります。
アルカロイドが植物にとって
どのような役割をしているかについては
未だ不明な点も多いのですが、
アルカロイド特有の強い苦味を利用して、
他生物に摂食されるのを防いでいるのでは?
という説があります。
またその一方で、
植物は排泄機能を持たないため、
排泄物としてアルカロイドを作って
体内に保持していると考える説もあります。
植物と動物の関係は、
「持ちつ持たれつ」以上の
密接な関係にあるようです。
でもできれば、
自らの力で癒すほうが体には優しく、
しかも余分な害が及ばないのは言うまでもありません。
体は機械ではないけれど、
意識下ですべてをコントロールしなくても
自律神経によって自動制御されている部分は決して少なくありません。
自然治癒力もある意味自動制御されているのかも。
この自然治癒力を通常よりも高める方法にイメージ療法というのがあります。
ガンなどの病気をイメージ療法で治したという話も
最近あちらこちらでよく聞くようになりました。
反対に
病気に対して誤ったイメージを抱き続けていると、
治癒が遅れるという話もあります。
たとえば、
がん細胞にどんなイメージを持っていますか?
と質問したとします。
「強くて攻撃的」と答えた人は、
がんが不治の病のように思えてならないでしょう。
克服するのが非常に困難だと諦めてしまうかもしれません。
しかし、
がん細胞は「強くて攻撃的」な細胞ではないのだそうです。
本来、
がん細胞は「弱くて不安定は細胞」で、
混乱して誤った情報を受け取ってしまい、
自分の身の振り方も定まらず、
ただ増え続けて彷徨っている可哀想な細胞なのだそうです。
「受け身」な細胞なので、「攻撃的」ではないのでしょうね。
がん細胞に対する誤ったイメージを修正することで、
自然治癒力が上がるのだそうです。
ヒトや動物に作ることができない化学成分を持っている植物も偉いですが、
ヒトもまんざらではないと。。。私は思います。
自然治癒力を高めるライフスタイルを送りましょう。
イメージ療法・・・大変興味深いですね。