夏が過ぎ、
台風も手伝って
一気に秋模様。
特に今日の強い風ときたら、
冬の木枯らしを想像させます。
冬に気になるのが「乾燥」。
今年ヒートテックアレルギーになって以来、
下着や洋服の素材に気をつけています。
化学繊維は御法度。
コットンかシルク限定という、
デザイン性を追求できないお年頃になってしまいました。
デザインの点では、
コットンよりシルクが上位ランク。
でもお値段がちょっとお高め。
アレルギーを起こさないためには、
財布の中身が少々寂しくなるのも致し方あるまいと、
このところ少しずつシルク製品の収集に勤しんでいます。
コットンとシルク以外の下着って無いの?
選択肢が少ないことはストレスにもなりやすいし、
我が家の経済事情にも影響が大きいため、
繊維について調べてみることにしました。
というか、
あれこれ気になり出して止まらなくなってしまったのです。
もともと繊維って何?とか、
いつもの悪い癖が始まりました。
「繊維」とは、
糸状の長くて細いしなやかなものを指す言葉。
繊維は天然と化学性のものがあり、
天然は植物性と動物性、
化学性は再生、半合成、合成に分けられます。
<天然繊維>
植物性繊維・・・麻、綿
動物性繊維・・・絹、羊毛
<化学繊維>
再生繊維・・・・レーヨン、キュプラ
半合成繊維・・・アセテート
合成繊維・・・・ナイロン、アクリル、ポリエステルなど
ここまで調べてわかったことは、
私と相性が悪いのは、
どうやら合成繊維だということ。
再生繊維や半合成繊維だけで作られた下着には
お目にかかったことがありません。
ということは、
やはり、天然繊維のものを購入するしかない・・・と。
羊毛の下着は過去に経験済み。
チクチクして痒くなりました。
麻の下着・・・?知りません。
ってっことはやっぱりコットンかシルク。
選択肢はこの2つかぁ。
じゃあせめてシルクのお値段の高さを納得したい。
大日本蚕糸会というところのHPで調べると、
養蚕のお仕事をする農家さんから繭が製造工場へ。
繭の中のサナギが羽化しないように
繭を乾燥させるところから工場の仕事は始まります。
その後、沢山の工程を経てシルクの完成。
手間暇かかってることは理解しました。
このHPの最後に
「かいこはすごい」と題して、
最新の昆虫の機能研究やゲノム研究で、
かいこが活躍していると書かれていました。
私たちに役立つさまざまなタンパク質や物質を、
かいこに作って供給してもらおうというものらしい。
ん?
今度はこっちが気になり出しました。
「機能性」という言葉に弱い。。。
今、私の中でマイブーム。
私は基本的ににょみにょみ系は好きではありません。
しかし、
これからずっとお世話になるであろう、
かいこちゃんのことはもっと身近に感じておかないと。
調べ始めると、出るわ出るわ。。。
かいこの機能性いっぱい分かっているようです。
その中で私が一番関心をもったものを最後にご紹介。
東京大学が一枚かんでいるらしいので信ぴょう性も高いかと。
それは、
かいこを使って免疫力を測定するというもの。
かいこは、
人と同じ病気にかかり、
人と同じ薬で改善するのだそう。
知らなかった~。
つまり、かいこを使って、
新薬の実験ができるということらしい。
免疫力を測定する方法を以下に抜粋。
・かいこの免疫細胞に活性化物質を結合させる
・活性酸素が放出され、特定のタンパク質が活性化
・その結果、筋肉麻痺が起こる
つまり、
結合させた成分の免疫活性度が高ければ、
筋肉麻痺の度合いも高いということになる。
免疫は「自然免疫」と「獲得免疫」に分けられるが、
現在、自然免疫を上げる成分の研究が日々行われている。
主にNK細胞(ナチュラルキラー細胞)がターゲット。
NK細胞を活性化させることができれば、
ガンになりにくくなる。
またがん細胞の増殖だけでなく、
転移、抵抗力の低下に対しても
NK細胞は大きな役割を果たす。
ガンにかかる人は50歳から頃から増加、
ガンで亡くなる人は60歳頃から増加、
さらに高齢になればなるほど増加の一途を辿る。
つまり抵抗力の大きい小さいも大きな要因となる。
米国国立ガン研究所が発表した
デザイナーフーズ計画の主旨は、
植物性食品に含まれる成分が
ガン予防に有用であることを評価し、
ガン予防機能を持つ食品や飲料を新たに開発するというもの。
サプリメントとして利用するのではなく、
あくまで自然の食品の形で食生活に取り入れ、
ガン予防の可能性を求めている。
「サプリメント」でないところが評価に値すると私は思う。
私たちの健康は足し算では解決しない。
現代人にはむしろ引き算の方が重要だ。
引いたうえで足すことが真の健康を取り戻す一番の近道だと思う。
サプリメントの普及は、
真の健康を手に入れる上で、
安易な誤った方法を指し示しただけ。
むしろ遠回りさせている気がしてならない。
私たちのために頑張ってくれているかいこちゃんたちのためにも、
サプリメントではなく、
植物性食品の開発を願って止みません。
それにしても・・・
下着、繊維、かいこ
そしてガンかぁ。
またガンの情報に到達してしまった。
どうやら最近私のアンテナは
ガンについての情報を拾いやすいようです。