前回の山椒に引き続き、
今日はアスナロをご紹介。

なぜかというと・・・
今日は生活の木さんで
ハーバルプラクティショナーの
植物化学科の講座がありました。

範囲は芳香族化合物とテルペノイド。
不規則型モノテルペンに分類されるヒノキチオールが、
アスナロの心材に含まれていると書かれていたから。

「ヒノキチオール」という名でありながら、
日本の檜には含まれないという。
ウィキには「わずかに含まれる」と書かれているが、
それはどうやら間違いのようです。

他には、タイワンヒノキ、ベイスギなどにも含まれています。

ベンゼン環ではなく、7員環構造を持つ不思議な成分。

自宅へ戻り、
先ほどアスナロ精油の成分表をチェックしてみた。
しかし成分表のどこにも「ヒノキチオール」の名が見つからない。
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Yuicaさんの成分表によると、
同定されている成分としては、
ツヨプセン 68%
δ-カジネン 1%
β-エレメン 1%
これら以外は未同定とのこと。

ツヨプセン?カジネン?エレメン?
またまた初めて聞く成分名の登場です。

和の精油では、
エステル類にお目にかかることが
非常に少ないです。

アスナロで同定されているこれらの成分は
「~en」で終わっているので炭化水素。
森の精油には
非常に多くのモノテルペン炭化水素類が含まれています。

ツヨプセンはアスナロの学名からつけられたもの。
Thujopsis dolabrata
アスナロを特徴づけるものといえます。
女性にとても人気があるのだそう。
また虫除け効果やリラックス作用も。

とても優しく、リラックスできる香りです。
その日の気分で、
柑橘系と合わせたり、
草系と合わせたり。

葉の裏の模様も特徴的。
王冠がたくさん連なっています。

なんだかとても可愛く見えてしまいます。

アスナロ、アスナロ、アスナロ・・・
未来に向けての希望の言葉に聴こえてきます。