山椒の香りは、勉強の合間にオススメ。
芳香浴というよりは、
エタノールに入れてスプレー剤を作り、
机の周りの拭き掃除に使っている。
「よし勉強するぞ」と、
私の心に喝を入れてくれる、
そんな香り。

シトラールっぽい匂いに隠れて、
柑橘系のリモネンも感じられる。

それもそのはず。
山椒はミカン科植物。

画像の部分を水蒸気蒸留で抽出します。

成分で一番多く含まれているのがβ-フェランドレン。
私にはあまり馴染みのない成分名。
語尾が「エン」で終わっているので炭化水素であることは想像がつく。
ウィキに掲載されている構造式から、
モノテルペン炭化水素だということが分かった。
名称の由来は、ユーカリの一種である、
「ナローリーブド・ペパーミント」の学名からきたものらしい。
Eucalyptus phellandora

<山椒の香りの成分組成>
β-フェランドレン 約31%
リモネン        30%
酢酸ネリル      14%
シトロネラール    12%
ミルセン         5%
1.8-シネオール   1%

私の鼻が感じたシトラールは
正しくはシトロネラールだった。

酢酸ネリルはメリッサ、プチグレン、ヘリクリサムが含有している、
抗血液凝固作用や、抗炎症作用など、
COX代謝等で生成される
エイコサノイドの調整をやってるかもしれない成分。

ミルセンはモノテルペン炭化水素。
ベイ(月桂樹)、キャラウェイ、フェンネルなど
さまざまな植物に含まれているスーっとした香り。

そこへさらに追い討ちをかけるように、
1%ではあるが1.8-シネオール。

脳内の老廃物を流してくれそうな・・・そんな香り。

成分名をみているだけで、
全身がスーっとしてくるのは私だけだろうか?

頭の中を整理したとき、
日頃の疲れを吹き飛ばしたいときにもオススメの精油です。

うなぎにふりかけて食べるって手もあるけど。