このところドラマ三昧してまして・・・
ブログの更新も随分お久しぶりになってしまいました。
海外ドラマが大好きな私。見始めると止まらない・・・
ほんの2~3日のつもりが、
なんと1週間も!!!
ホントおバカです。。。。。
海外ドラマに感けている間に、
頂き物のりんごが冷蔵庫の中でとんでもないことに。
随分前に頂いたりんご。いつか食べなきゃって思っている間に・・・?
申し訳ないことをしてしまいました。
これは皆さんもご存知の「エチレン」によるもの。
エチレンとは二重結合で結ばれた炭素2個でできた「炭化水素」。

植物は常にエチレンを放出している。
特に若い組織と老化し始めた組織でその産生は高い。
種子の発芽、果実の熟成、受粉のときや、傷害やストレスを受けたとき、
また一部の薬品処理によってエチレンの産生量が高くなることが知られている。
エチレンは水への溶解性が低いので、植物の体内に蓄積されることはなく、
植物体外へ放出される。これがエチレンガス。
りんごを1こ1こ包んでおけば長持ちしたものを、
まとめて大袋に入れていたのが間違いでした。。。。
しかし、全ての果実の成熟がエチレンによって促進されるわけではないようだ。
りんご、バナナ、トマト、みかん、メロンなどはクリマクテリック果実と呼ばれ、
エチレンによって成熟が促進される。
促進されない植物を非クリマクテリック果実と呼ばれ、
ピーマン、ブドウ、イチゴなどがそれに該当する。
未成熟のキウイフルーツを成熟させるためにリンゴを入れて保管したなんて話、
聞いたことありませんか?
この場合、リンゴでなくてもバナナやみかんでも同様の効果が得られます。
エチレンはその他にも植物の一生にさまざまな影響を与えます。
茎の伸長を抑制する、開花を抑制する・・・などなど
この好例がじゃがいもvsりんご。
春先になるとじゃがいもの芽がのびやすくなりますよね。
そこでリンゴをじゃがいもの袋に入れて、
袋の何箇所かに穴を開けます。すると発芽抑制効果が!!!
植物の生態は奥が深い・・・
秋に落葉する植物では、葉柄の基部に「離層」と呼ばれる組織が発生する。
葉が老化すると、エチレンの作用によって「離層」が形成される。
老化した葉では、クロロフィルが分離され、カロテノイドが残るので、
葉は黄色やオレンジ色になり、
アントシアニン系色素が形成され赤くなる。これが紅葉のメカニズム。
エチレンの働きを上手に利用して果実の収穫を早めたり、
反対にエチレンの働きを阻害して切花を長持ちさせたり、
渋柿を甘くするためにエチレンを利用したり・・・ 
町のお花屋さんから農業を営むかた、
そして植物生態学の専門家まで 、
エチレンは利用範囲の広い物質なのだ。
数日前、愛媛の叔父から伊予柑が大量に届いた。
それもジャンボサイズ。


我が家はもう暫くこの「エチレン」に悩まされそうだ。。。
ハーブ魔女オススメの映画:「カレには言えない私のケイカク」

これすっごく面白い!!男の人がチョーかっこいい!!!!
そして・・・ジェニファー・ロペスのくびれとぺたんこのお腹がチョーうらやましい・・・
必見です♪♪♪