スルフォラファンが通常の3倍含まれる
ブロッコリースプラウトが今月25日から
ドールさんより全国販売されるらしい。
スルフォラファンとは、
抗酸化力や解毒力が高いとされる成分。
一時は「抗ガン作用がある」と、
マーケットでとても人気だった。
機能性はなにも有効成分を多めに入れるだけではない。
腎臓に疾患のある方のための
低カリウムレタスはすでに販売されているが、
特有の疾患を患っている方に、
取り除きたい成分を除去したもの、
あるいは少なくしたものも
「機能性食品」といわれる。
カリウムを減らす方法は
完全閉鎖型の植物工場で製造。
光を当てる時間を調節し、
成長に時間をかけると
低カリウムのレタスが出来上がるらしい。
一般のレタスに比べ、
カリウムは4分の1。
今後はレタスだけにとどまらず、
低カリウムメロン、トマト、いちごが
続々と発売予定らしい。
カリウムは利尿作用のあるミネラルだが、
慢性腎臓病の方にとっては厄介な成分。
血液をろ過できない方は、
高カリウム血症になる可能性大。
カリウムの値が高いと、
不整脈や心不全の原因になりうる。
2011年現在、
人工透析を受けている方は国内で30万人。
世界的には200万人超。
機能性食品の開発は日本はトップクラス。
世界に輸出できる一大産業になりそうだ。
また今後は
販売方法にもちょっとした工夫がみられるとのこと。
「抗酸化」「解毒」「免疫力」などと表示をし、
消費者が購入しやすいための工夫をしていくようだ。
まさに機能性の分類である。
機能性食品の開発は、
消費者にとってもメリットのあることではある。
しかし・・・
体に悪い習慣をそのままにして、
体に良いものを摂取したところで
いったい何になるのだろう。
タバコを吸いながら、
抗酸化物質を多く含む機能性野菜を摂る、
アルコールを浴びるほど飲んで、
免疫力を高める物質を摂取する・・・
これって、本末転倒、
明らかに順番が違うと思いませんか?