私たちは、自分の体の中をのぞき見ることができません。
自分の体でありながら、
不調が起こったときは専門家の手に委ねるしかありません。
でも予防ならでるかも?・・・です。
では予防するにはどんな知識が必要なのでしょうか?
自分の体の仕組みを知ることと、
体が何を必要としているかを知ることです。
今日は体のてっぺんについている脳について考えてみましょう。
ネットに転がっている脳の断面図を見ると、
頭蓋骨の内側、脳の外側は大脳皮質。
その内側は「白質」と呼ばれる場所で、
脂質の固まりです。
そして白質の中の神経細胞やシナプスも
脂質で覆われて存在しています。
つまり・・・
脂質を摂取しなければ、
脳は働くことはもちろんのこと、
脳という形をつくることもできないということなのです。
では・・・
脳に必要なのはどんな脂質なのでしょう?
栄養学に感心のある方には耳タコの
「DHAとEPA」それとアラキドン酸。
DHAは脳の細胞膜を柔軟に保つ働きと
情報伝達をスムーズにする役目があります。
EPAは脳の血流をアップさせる働きがあるようです。
血流が滞っていては
必要な酸素や栄養を脳に運ぶことができませんよね。
アラキドン酸は神経回路の形成と発達、そして
記憶力に関わる重要な脂肪酸です。
そして最近、
コミュニケーション力にも関与していることが
明らかになりました。
これらの脂肪酸は
必須脂肪酸を摂取していれば
私たちの体内で合成できるものですが、
圧倒的に量が不足しているのだそうです。
アラキドン酸は
必須脂肪酸のリノール酸を摂取すれば、
体内で合成することができますが、
量が絶対的に不足しています。
そのため必須脂肪酸に数えられます。
DHAやEPAは必須脂肪酸のαリノレン酸を摂取すれば
私たちの体内で合成することができます。
しかしこれまた絶対量が不足しています。
そのため魚を食べて足してやる必要があります。
現代っ子の食事ではアラキドン酸が不足する心配はありませんが、
問題なのはDHAとEPA。
1日3食のどれかに魚を食べると不足することはないようです。
そして・・・
脳に刺激を与えて脳を老けさせないことも必要です。
脳のいろんなところを使って、活性化させましょう。
悲観的になったり、
いろんなことを諦めたりすると、
脳の老化を早めてしまうそうなので、
いつも新しいことに挑戦し、
「人生これから」という気持ちで
ハツラツと過ごしましょう。
澤口先生によると、
アメリカの研究により
夢を持っている人は
持っていない人よりも
7年ほど長生きしているそうです。
「そんなに欲張って長生きしなくても・・・」
「たとえ短くても人生は量より質」
な~んておっしゃらず、
量も質も欲張ってみたらどうでしょう。。。
貴方は夢を持っていますか?