最近、
といってもここ3日ばかりハマっている
蘇葉茶。

朝起きて最初のお茶として、
楽しんでます。

お湯を注ぎたてではグレー、
抽出が進むと、
紫と赤が混ざったような色を呈します。
これはシソニンというアントシアニン系色素の仕業。
レモン汁を垂らすと、ウスベニアオイ同様赤くなります。
これを使って先人たちは「梅干」を作ったのです。
梅にはクエン酸がとても多く含まれているからです。

「蘇葉」は青じそではありません。
「紫蘇」と呼ばれる紫色の方です。

日本薬局方には「蘇葉」、
つまり紫色の紫蘇のみ収載されています。

ペパーミントを使うほどボーっとはしておらず、
でも気分を切り替えて
「よし今日も一日を楽しく過ごそう」
とスイッチを押してくれるような香りと味です。

アピゲニン、ルテオリン、
ロスマリン酸、カフェ酸、
そしてさきほどのシソニン。
トリテルペンとしてウルソール酸、
コロソール酸、オレアノール酸など。

また香りの主成分は「ペリラアルデヒド」。
ペリラとはPerillaと書きます。
新化学科テキストのP109に掲載されている成分。
紫蘇の学名Perilla frutescensからとった名前です。
単環系モノテルペンの構造に
アルデヒド基を持つ。

この構造は、
柑橘系の香りでお馴染みの
(+)リモネンの異性体、
(-)リモネンがアルデヒド化した形。

これは和ハッカやスターアニス、
カユプテといった、
スーッとした香りの精油に入っている。
蘇葉について調べているうちに、
蘇葉にも入っていることが今回分かりました。

(+)体のリモネンは、
発泡スチロールを溶かす。
そういえば、数年前のトリビアで、
風船にオレンジの果汁をかけると割れる
なーんてのやってましたっけ。

ちょっと話が脇にそれましたが。。。
私がなぜ蘇葉に注目しているかというと、
2週間前から皮膚が痒くて仕方がないからです。

皮膚科に行っても、
痒み止めのクリームと
飲み薬を出されるだけ。
せっかく出されても
全く効果なし。

私に薬が効かない時は
アレルギーと相場は決まっています。

蘇葉はアレルギーに効果ありと聞き、
外用剤として試してみることに。

塗布した直後は痒みが収まります。
これでしばらく対応し、
アレルギーの原因を追求するつもりです。
多分、洗濯洗剤か、柔軟剤。
(でも前から同じ商品を使ってるんですけど)

蘇葉の生理活性機能の実験では、
マウスにおいて、
①Ⅰ型アレルギー疾患に重要な
ヘルパーT細胞のバランスを制御し、
かじょうな免疫応答をを抑制、
IgE抗体の産生抑制のあることがわかっている。

②トリテルペンのウルソール酸などや、
ルテオリン、ロスマリン酸に
炎症に対する抑制活性が認められた。

③トリテルペンのウルソール酸などや
ルテオリン、ロスマリン酸に
抗発がんプロモーション活性が認められた。

④トリテルペンのオレアノール酸には
アンチエイジング作用が認められた。

などなど、
どの実験報告を見ても、
蘇葉は抗酸化力がとても強い物質の宝庫!
だということが分かりました。

今までに
花粉症のアレルギー症状で、
皮膚の痒みが出たことは一度もありません。

それにしても花粉症の症状が変化するなんて、
これも一種の老化現象なのだろうか・・・?