なんだかボーっとしたいとき開く本・・・
どなたにもそんな本ありませんか?
「読む」のではなく「見る」もしくは「眺める」本。
ひとつ試験が終わって、気分転換したいときや、
(今はまさにそんな気分です)
気持ちを和らげたいときや、
手持ち無沙汰なときでも・・・
そんな時、
いつも決まって手にとって開いてしまう本があります。
「メディカルハーブ」ペネラピ・オディ/著
英国ハーブソサエティ/編

これです!これ。
もう取り扱われていないらしく、
私が購入したのは「アマゾン」の中古品コーナー。
定価が3300円ほどにもかかわらず、
出品価格はな・な・なんと9800円!
人の足元見るな~
数年前アマゾンでハーブの本を探していた時見つけました。
書店で購入するのと違って、試し読みできるものが少ないアマゾンで
新しい本を購入するのは、とっても勇気がいりますね。
でも、ど~ゆ~ワケか・・・
この本は表紙を見ただけで
「私に必要だわ」と思えたのです。
本が届くまでの待ち遠しかったこと!
冒頭に「開いて、見る・眺める」と書いたのにはワケがあります。
この本はもちろん読んでもとても勉強になります。
ではなぜ眺めるのか・・・
生やドライのハーブの姿が写真に収められているんです。
また、精油の色やチンキにしたときの色なども。
ハーブひとつひとつの花や葉、根、実などを見ていると、
なんだか落ちつくんですよね~。
メディカルハーブを本格的に学ぶ前にこの本と出合い、
勉強意欲が湧いたきっかけにもなりました。
特に気に入っているページは
マザーワートの写真です。
日本ではメハジキと呼ばれているそうで、生理不順に用いられているとか。
私、知りませんでした。
このマザーワートの花がとってもカワイイ。
花ひとつひとつが妖精みたいなんです♪
画像を掲載できないのが残念です・・・
この本によると、ローマ時代から重要な心臓の薬とされてきた歴史があるそうですが、
ジェラードは「難産」によいと言ったそうです。
このマザーワートだけでなく、
ハーブそれぞれに有名なハーバリストたちのコメントが書かれているのも
この本の魅力です。
マザーワートの花たちは見た目が妖精なだけではないのかも・・・
難産に苦しむお母さんを妖精が励ましている・・・なーんて。

ネットでイラストを見つけたので紹介します。
お花の感じがイマイチですが。
でもこんなピンクの小さな花をつけるかわいいハーブです。
その他にも、ハーブ薬の作り方が写真で掲載されていたり、
家庭でのハーブの使用方法が、症状別で書かれているのもお勧めポイントのひとつ。
廃盤(?)になってしまったのが残念(>_<)
この本に何度心を癒されたことか・・・
アロマでもハーブティーでも癒されないとき・・・
この本は私にとって「最後の砦」なのかもしれません。