今日、
サロンへ向かう前に
Amazonで本を注文した。
確か9時30分過ぎだったと思う。
仕事を終えて自宅に戻ったのが18時。
帰宅直後に「ピンポ~ン」
インターホンの向こうには宅急便さん。
「Amazonさんからです」
え?もう?
もしかするとボケが始まっていて、
2~3日前に注文したことを忘れていたりして。。。
恐る恐るパッケージを開封。

これは確かに今朝注文した本です。
ボケ疑惑は消えたものの、
新たな不安が。
「こんなに便利でいいのだろうか???」
私は決してせっかちではないし、
この本はそんなに急いて欲しかったものでもない。
まぁ、早く届いてくれたことはとても嬉しいけど・・・
でもこれが「日常」だと勘違いしそうで怖い。
それに「待つ楽しみ」が無くなっちゃうような気がして、
寂しさを憶えることも事実。
サービスが人をせっかちにしてしまったのか、
日本人にはせっかちな人が多いから
時短サービスが向上したのか、
いったいどっちだろう?
「にわとりが先か卵が先か」問題みたいなので
この辺でやめておこう。
さて先日、
育てたカレンデュラの花を摘み、
フレッシュチンキを作ったハーブ魔女。
40度だと色素の出があまり良くなかったのだが、
96度にしたら速攻で出始めた。

さすがカロテノイド。
色素目的ならやっぱ96度ですねぇ。
薄い黄色が出ている40度の方は
フラボノイド等が出ているってことでしょうねぇ。
 
上は乾燥4日目、
下は今朝摘んだもの。
先ほどの96度の中身は下の朝摘み分。
さらに乾燥させて今度は浸出油を作る予定。
さて
今日届いた生薬単をパラパラ見ていて
ちょっとした疑問が出てきた。
改訂第2版には
日本薬局方十六改正に準じて生薬14種が追加されている。
その中に「山査子」を見つけたので読んでいると、
山査子の使用部位が「偽果」になっていた。
山査子の学名はCrataegus cuneata
オオミサンザシならCrataegus pinnatifida
セイヨウサンザシと属名が同じ。
でも
セイヨウサンザシの使用部位は「果実」と習った。
同じ属の植物の部位を片や「偽果」、
片や「果実」と呼ぶものなのだろうか???
さて山査子の主な薬効は
健胃消化作用。
胃炎、整腸、食中毒、二日酔い、月経痛にも用いられるとか。
アルコール抽出エキスは
血圧効果、血清コレステロールおよび
中性脂質を低下させる作用、強心作用、冠血流量増加作用を示すとか。
セイヨウサンザシの適応、強心は、
アルコール抽出エキスでの作用らしい。
主要成分はクエルセチン。
ハーブ魔女の庭の山査子は
「オオミサンザシ」と思われる。
昨年秋収穫分はウォッカに浸けてある。
ということは、
上記の適応に使えるということか。。。
なんだか嬉しくなってきた。
局方の改正で新たに追加された生薬には
カルダモン、マザーワート、
胡麻、膠飴、ローヤルゼリーなど、
セイヨウの近縁種や身近なものがあった。
残念なことに
第1版の誤植が訂正されていなかった。
巻末付録の生合成経路で、
H2OがHO2のままだった。
もったいないなぁ。。。
せっかくの改訂なのに。