こんばんは♪
今日はお茶についての話にお付き合いくだされ~。
日本人とお茶は遥か昔からの長~いお付き合いですが、
その流れを受けて・・・というか、日本人の嗜好に合ってるからなのか、
ダイエットや生活習慣病にまつわる商品については、
サプリメントよりもドリンク系が売れているとか。
その先導的存在が「ヘルシアウォーター」
もともとは「ヘルシア緑茶」から始まり、ヘルシアスパークリング、
そして今年うめ味が登場。トクホのオンパレードです。
これらヘルシアシリーズの脂肪燃焼効果には、
「高濃度茶カテキン」が関与してるとか。
カテキンには余分な脂肪や糖分の吸収を抑えてくれる働きがあることは、
メディカルハーブを学んでる人ならご存知の方も多いハズ。
このカテキンを高濃度に摂取するとその働きが強まるのかしら?
限度があると思うけど・・・?
カテキンを高濃度摂取し続けて体に害はないのかしら?

タンニンの過剰摂取は胃をはじめとするいくつかの臓器に障害を与えかねない。
胃がんになる可能性さえあるほど。
ハーブの中にもタンニン・カテキンを含むものがあるが、
お茶やハーブティーとして体内に取り入れる分には何ら問題はないとのこと。
しかし、故意に高濃度含有させて製品化したものはどうなのだろう?
と、このブログを書きながら疑問に思ったので調べてみると・・・
「2007年1月に高濃度茶カテキンが原因と疑われる肝臓障害がカナダで報告」
「フランス・スペインでも12件の肝臓障害の報告があり、販売禁止措置がとられた」

やっぱりね~。
エコナでトクホを取り下げたばかりの花王さん。
ヘルシアは大丈夫かしら?
そこらへんのことを考えてかどうかは分りませんが、
ヘルシア製品には、一日の限度量を「1本」と表示している。
あまり美味しいものではないので、(花王さんごめんなさい)
何本も飲みたいとは思わないけど、
1日1本なら、効率よく脂肪を燃焼してくれるタイミングで飲みたいもの。
いずれにしても、カテキンの効果を十分に発揮したいのであれば、
ヘルシア製品を飲む前の食事は、
乳製品やタンパク質を控えた献立にするほうが得策。
キーワードはタンパク質。
タンニン(カテキン)はタンパク質と結合しやすい性格を持つため、
効果が減弱されてしまいます。
最近「お茶」で私が一番気になっているのが、
サントリーさんの黒烏龍茶。
食事に含まれる脂肪の吸収を抑制するという商品。
その効果の立役者は「ウーロン茶重合ポリフェノール」なんだとか。
ハーバルプラクティショナーの植物化学科を学んだ方ならお気づきですよね。
これって、縮合型タンニンのことではないでしょうか?
カテキンの構造がいくつも繋がったやつです。
お茶もウーロン茶も紅茶も、チャの木の葉を利用して作られます。
お茶は葉を摘んですぐに蒸して酵素の働きを抑えてしまうので、無発酵茶。
それに対して紅茶は全て発酵させる全発酵茶。
ウーロン茶はその中間の半発酵茶。
ウーロン茶が含む縮合型タンニンよりも、
紅茶のテアフラビンの方が作用が上なのでは?
わざわざお高い「黒烏龍茶」を購入しなくても、
紅茶でいいじゃん!・・・と私は思うのです。
サントリーさんに個人的な恨みはありません。
単なる私のつぶやきです。

ところで・・・
先日、生徒さんから(サロンのクライアントさんでもあります)
岐阜の東白川でとれた茶葉でつくった「紅茶」をいただきました。
これがすっごく美味しいので紹介しちゃいます。
渋みが抑えられていて、香りに甘さがあります。
色は一般の紅茶よりもクリアーできれい。
和菓子にも洋風スイーツにも合う、とっても不思議なお茶です。
興味を持たれた方は、
岐阜県加茂郡東白川村の「新世紀工房」さんへ。
電話番号は  0574-78-3123  です。

もしかするとHPがあるかも知れません。
調べきれてなくてごめんなさい。