こんばんは♪
今日は月に一度、エーザイさんで行われる「薬草観察会」の日。
炎天下で倒れないように・・・と、水筒やらタオルやら、
いつもより多めの身支度を終えていざ出発。
薬草観察会は、まず講堂で学芸員さんのお話を伺ったあと、
薬草園へ繰り出すというおよそ2時間のカリキュラム。
毎月、その季節に花や実をつける、約8種類の薬草を紹介。
その薬草にちなんだエピソードや、少々脱線したお話やらを伺うことができます。
今日は・・・
エビスグサ(けつめいし 決明子)
ハブソウ(ぼうこうなん 望公南)
カワラナデシコ(くばくし)
アサガオ(けんごし)
ミソハギ(せんくつさい 千屈菜)
メハジキ(やくもそう 益母草)
ワタ (めんじつゆ 綿実油)
オニユリ (ひゃくごう 百合)  でした。
カッコの中は生薬名です。
「あさがお」って、生薬なんですね。知りませんでした。
私が持ってる生薬の本によると、
生薬となるのは種子の部分で、樹脂配糖体:ファルビチンを含み、
利尿、下剤、駆虫に用いるのだそう。
エーザイさんの資料によると、
「毒性が強いので素人判断による服用は薦められない」とのこと。
もうひとつアサガオで知らなかったことが。
「アサガオ」と「ヒルガオ」はヒルガオ科で、
「ユウガオ」はウリ科なんだとか。
知らなかった~。3つとも同じ科の植物だとばかり思ってました。
幼少のころから親しんでいた植物のこんなところにトリビアが。
トリビアはもう死語でしょうか・・・?
暫しの間、今回撮影した画像をお楽しみください。



あの有名なラップ・アーティストのケツメイシは、
この植物からグループ名を取ったらしいです。彼らは薬学部出身なんですって。



こちらがハブソウ。でもハブ茶として十六茶などに含まれているのは、
一番最初のエビスグサなんですって。


ちょっと珍しいものを撮ってきました。



名は体を表すとはこのことでしょうか・・・ホント・・・ヘビみたい。


民間薬としては効果が現れやすいので「現の証拠」と書くのだとか。



アントラキノン含有のセンナです。
種のほうがアントラキノンが多いそう。峻下はこちらの作用。
しかし、市場に出回っているのは、葉の方なんですって。


これはサラシナショウマですが、この穂先に白い小さな花が沢山ついているところを想像してみてください。
それがアメリカショウマ、つまりブラックコホシュ。
アメリカショウマは日本では見られないので、時に想像力を駆使してみることも大切・・・かも。


ニガウリです。熟してしまっているので、中は甘いんだそうです。
しかし、皮の部分は完全に黄色くなっても苦いままですって。


初めてみる植物でした。縦20cm、横6~7cmはあったでしょうか。
変わった植物が多い薬草園の中で結構目だってました。
来月の薬草観察会は9月12日。
ご興味のある方は一度足を運んでみてください