心にポッカリ穴が空いてるような・・・
土曜日に次男と上京。
新幹線の中で和気藹々と朝食。
「これからこの子とこんな風に過ごすことも少なくなるんだろうな」
と思ったら、急に涙が・・・
隣に座っている次男に気づかれないようにそっと涙を拭きました。
「同じようなことが前にもあったような・・・?」
過去の記憶を呼び覚まし、辿り着いたのが15年程前の記憶でした。
それは長男を初めて幼稚園バスに乗せた時のこと。
社交的な長男は、幼稚園に行ける楽しさから、
見送っている私に向かって、元気よく手を振ってくれました。
その場は笑顔で見送ったものの、
自宅に戻ってからずっと泣いていた私。
そんな私の気持ちに同調したのか、それとも私の泣き顔が単に怖かったせいなのか、
双子も一緒に泣いてくれていました。
3人も息子がいると、
「やれやれ、やっと一人手が離れたか」
と割り切ってもいいようなものですが、
子離れできないタイプのようなんです。私。
もともと月曜から金曜まで仕事で東京に滞在している夫に、
1泊余分に泊まってもらい、合流。
その後3人で次男の大学の寮へ。
寮の入り口では既に入寮手続きのための列ができていました。
さぁ、そこからはお母さんの仕事が目白押し。
作りつけの家具を隅から隅まで雑巾で拭きまくり、
スーツケースで運んできた洋服を手際よく整頓。
必要な日用品や寝具、家電をメモし、近くのショッピングセンターへ。
どの親御さんもかわいいわが子のために買い物に必死。
家電などは配達してもらうよりも自分たちで運んだ方が早いので、
店のカートなどを拝借して、冷蔵庫や掃除機湯沸しポットなどを積み、
配達員さながらに交差点を闊歩。
「あそこのお宅はどんなものを買ったのかしら?」と、
互いの荷物を見ながらけん制し合っている様子がとても笑えました。
買い物や力仕事でクタクタ。お別れの涙は吹っ飛んでしまいました。
一通り片付いたので夕食へ。
寮近くの居酒屋で最後(?)の晩餐。
「疲れたでしょ?」
私たちを気遣う次男の言葉にまたまた「じ~ん」(;_;)
別れの抱擁をし、後ろ髪引かれる思いで最寄駅へ向かいました。
後で夫が、「俺も別れの抱擁したかった」とぽつり。
子離れできていないのは、私だけではなかったようです。
心に空いた穴は当分埋まりそうにありません。
と、センチメンタルな気分に浸る暇もなく、
翌日曜日は三男の入学式。
また朝からバタバタ。背広を着せたり、入学式の会場までの経路をチェックしたり。
え?と思われるかも知れませんね。
次男と三男は中学・高校が自宅から1kmも離れていなかったため、
乗り物に一人で乗ったことがないんです。定期券を持つのも初めて。
学校があまりに近すぎて、自転車通学の許可も出なかったほど。
今思うと、過保護すぎたのかも・・・・ね。
母親にとって息子は永遠の恋人・・・?