先日長男から
「目が疲れるからブルーベリーのサプリ買って」
とのリクエストあり。
調子のイイやつで、
頼み事がある時だけ擦り寄ってくる。
ま、いっかーとばかり
長男のリクエストの
「スーパーブルーベリー」というサプリを購入。
「スーパーって何?」と思い、
わかさ生活さんのHPをチェックすると、
”ビルベリー100%”と書かれていた。
ビルベリーにはアントシアニンが
ブルーベリーの約5倍も入っているらしい。
そもそもブルーベリーとビルベリーはツツジ科。
これら以外にどんな植物に含まれているのか調べてみた。
その成果を以下に記す。
●ブラックベリー
バラ科の低木。黒紫色の果実をつける。
果実は生食可能だが、ジャムなどに加工されることが殆ど。
果実にシアニジン配糖体を含む。
●アサイー
ブラジルのアマゾンハーブでヤシの実の一種。
シアニジン3-グルコシドおよび
シアニジンー3-ルチノシドが主な色素。
●シソ
シソの色素の主成分は「シソニン」と命名されている。
このシソニンは
梅干しなどの酸性条件下で赤色を示す。
シアニジン骨格を持つ、アシル化アントシアニン。
●ナス
果皮の色素の主成分は「ナスニン」。
デルフィニジン骨格を有する
p-クマル酸が結合した
アシル化アントシアニン。
●ムラサキヤム
ヤマノイモ科のムラサキヤムの色素はアラタニン類。
高度に配糖体化された色素成分。
これらのうち、シソニンとナスニンは
日本人によって単離され、命名された。
そもそも
アントシアニンという言葉は、
ギリシャ語のanthos(花)と
cyanos(青)が語源となった。
「花の青色成分」という意味。
高等植物に広く分布する色素で、
今までに500種以上が見つかっている。
アグリコンのアントシアニジンは非常に不安定なため、
糖を配したアントシアニンとして植物中に存在する。
馴染みのあるアントシアニンも、
改めて調べてみて種類が多いことを知り驚いた。
プラクティショナーの化学科で使用するテキストでは、
主にペラルゴニジン系、シアニジン系、デルフィニジン系を学ぶが、
他にも数多く存在していることを知り、
私の知識はまだまだだなぁ。。。と溜息。
アントシアニンの構造はとても多様で、
未だ全てがわかっているわけではないらしいと知り、
内心ホッとしている。
全てが解明されていないなら、
これ以上調べても無駄かぁと匙を投げられるから。
理解できるまでとことん調べる性格って、
面倒くさいなぁ。。。と
時々自分の性格を放り出したくなる。
さて、明日は京都へ遅ればせながらの初詣に。
朝が早いのでもう寝ようっと。