この時間は皆さん紅白に釘付けなのではないでしょうか。。。
今年も大変お世話になりました。
私が今あるのは、サロンや講座にお越しくださった、
皆さんのお陰です。
ありがとうございましたm(_ _)m
さて、
今年最後の書き込みは、
「今年一番驚いたこと」と題して
食物繊維についてお話します。
日本における食物繊維の定義は、
「ヒトの消化酵素で消化されない
 食品中の難消化性成分の総体」となっている。
実は食物繊維の定義は国ごとに決めて良いことになっているそうで、
参考までに、アメリカの科学アカデミーの定義では
「大腸機能の調節、血糖調節、
 血清コレステロール改善などの作用をもつもの」
となっている。
食物繊維は
セルロース、リグニン、キチンなどの不溶性と、
ペクチンや植物ガムなどの水溶性に大別され、
それぞれが生体に及ぼす影響や生理機能が異なる。
しかしその生理機能を太い線で線引きするのは難しい。
一般に不溶性食物繊維は、
便の量を増やし、蠕動運動に刺激を与え、
便秘の解消に効果をもたらし、
水溶性は、
小腸での栄養素の消化・吸収を抑制するため、
血中コレステロールの低下や
血糖値の改善などに効果があるとされている。
私が今年一番驚いたのは、
水溶性食物繊維は、
腸内細菌によって大腸で発酵を受けて、
その後体内に吸収されているという事実!
そして
大腸で発酵を受けた食物繊維は短鎖脂肪酸になり、
大腸粘膜のエネルギー源や
生体のエネルギー源として利用されているというのだ!
また、
「デンプン」というと一般には
体内で吸収されてエネルギー源として利用できるものと思っていたら、
こちらもどうやらそう簡単ではないらしい。
デンプンの中には
難消化性デンプン、
別名レジスタントスターチといわれる
消化酵素が作用しにくいものがあるというのである。

さてはて困った、こまった。。。
こうなると、
日本の食物繊維の定義は
ここ数年の間に変えなければならないのでは???
臓器の中でも
研究が遅れている腸は、
今後も新たなことが見つかることは想像に難くない。
ヒトに体は未だ謎だらけってことなんでしょうねぇ。

さて、来年はどんな年にしましょうか?
来年は「あるべき自分になる」ことを目標に、
日々邁進していく所存です。
講師という仕事を選んだ以上、
学ぶ姿勢は永久に続きます。
学ぶから得られる感動もあれば、
学ぶことでぶち当たる壁を
超えられないジレンマも感じてしまう。
微妙な進歩でも、
去年より今年の私のほうが、
前に進んでいるような気がします。
さて
皆さんは来年をどんな年にしたいですか?
今年もあと30分で終わります。
どなたさまも
良い年をお迎えくださいませ(*^_^*)