次々と発表される美容成分ですが・・・
最近花王さんのTVコマーシャルでよく聞く「カモミラET」、
「紫外線の記憶をなかったことにする」成分なんだとか。
カモミラ・・・ジャーマンカモミールの学名から取った名前なのだろうか?
ETって?
今回はこの成分を調べることに。
さっそく調査開始。
「カモミラ」は、やはりジャーマンカモミールのことのようだ。
昔からよく化粧品などに使用されている「カミツレエキス」のことを
「カモミラET」と別名で呼んでいるらしい。
もともと古来からジャーマンカモミールは外用で美白作用があることは周知の事実。
ただ「カモミラET」の抽出部位は「葉」に限定。
またその作用機序は、
メラニン生成に関与する伝達物質「エンドセリン」に働きかけ、
メラニン産生を抑制する。
この「エンドセリン」という情報伝達物質は、
血管収縮作用のある生理活性物質として、日本人によって発見されたもの。
この生理活性物質がメラニン生成にも関与しているらしい。
40年以上前になるが、
ジャーマンカモミールは「医薬品」扱いになっていたという歴史がある。
「歴史の裏づけ」を化学が証明し始めた昨今、
ジャーマンカモミールだけでなく、
メディカルハーブがぞくぞくと「医薬品」となる日も近い・・・かも。
「予防」に日々ハーブを利用している者にとっては、
ありがた迷惑な話だ。
ハーブ魔女としては、
作用機序は証明されても、医薬品は勘弁してほしい。
医薬品にはならないで・・・と、日々願っている